多少二日酔い気味で起床。午後に1件用事があり、途中退席して、夕方から広報の講座。初回の講義で1度自己紹介をして以来の、プレゼンの課題。不思議なんだけど、この年になるまで、前に出て発表する形式の報告やプレゼンをやったことがなく(最初の職業は塾講だったから、人前に出ること自体はやっていたけれども)、昨年の支部の総会で初めて、今年は2月の異業種交流会で2度目、4月の支部の総会で3度目、広報の講座の自己紹介が4度目、先日の広報関係の説明で5度目、今回の講座が6度目、ということになった。

そもそも、内容云々を言う前に、続けて1分もしゃべると息があがって、声がとても震える。それを自分ではあがるからだと思っていたが、単に、呼吸の方法を忘れてしまうからではないか、と気づいたのが今年の4月だったか。ということで、のんびり、呼吸法から調整中。そして、内容が定まっていれば、あとは呼吸の問題だけだから、本当は、下手な分だけリハーサルを繰り返さなくちゃなんだけど、そこは無理をせず。なんとなく、下手なことについては、「最初の成績1」とどこかに刻んでおきたいというような嗜好があるせいだが、これは、努力を怠るという意味で他人に迷惑だったり、あるいは、良くない第一印象を与える分、本当は避けたほうがよい。わかっているのだが、それでも、自分の中の「折れ線グラフ」を描くことを優先させるあたりが、多分誠意がない。

プレスリリースの課題のときは、「ふーん、みんな現役の広報部員だけあって、なかなかちゃんと書くわねー」くらいしか思わなかったが、プレゼンに関しては、多分自分が最下位かラスト2くらいで、学ぶところが多い。一応、時間通りに終わらせるとか、論理的に構成するとか、スキルの問題もからむのだが、結局は、プレゼンターのお人柄の説得力がほとんど、ということがわかる。有名人のレクチャーではなく、講座の同期だからこその衝撃があった。

「どっかで聞いたようなことしか言わない」プレゼンは、低い点数しか出せないのはともかくとして、自分自身の問題点は、「話の中身はある」けれど(多分)、まず構成がまずく(詰め込みすぎ)、さらに悪いのは、話の中身があるのに(多分)、聞いている人に届かない感じなこと。これってモロに、「お人柄の問題」だよなあ。会議で「あたしの言っていることは正しいのに、どうして聞いてくれないの?」な感じに大変似ていますねえ。講師の先生に、「プレゼンの仕方次第では感動的にもなる題材なのに、あなたがしゃべりたいことと、他の人が聞きたいことがずれていて、さらに詰め込みすぎなので伝わらない」と言われる。その通りではある。しかし、この件について他の人が聞きたいこと、というのが、改めて考えてもわからない。困った。

書けばまた違うんだけど。まがりなりにも「私の話を聞いてくれる人」というのは、書いたものを読んだことがある、という人が多い。つまり、私の「書くこと」と「しゃべること」には、説得力に大きなギャップがあるということだ。書くことのほうがコントロールしやすいのもあるし、逆に言えば、しゃべると取り繕えない。

ま、大げさに考えず、MD片手に、3分で何でもしゃべる練習でもしますかね。

なんだかプレゼンで、仲間内の評価がとても下がった感じ。「あなたはどういう人なの?」と誰も聞いてくれない。ここで「あたしはあたしは」と言い出すと、よく見かける場を読めないおばさんおじさんになっちゃうわけだ。でもわかるなー。他人が話を振ってくれないなら、自分から言い出すしかないわけだ。「年上だから、適当に持ち上げとくか」な感じは、「同じ土俵で存在感がない」よりもさらに怖い、と2日続けて気づかされる。震撼。