だらだらしてもしてもしたりない。かといって本を読むわけでもないので、頭がからっぽのままで、ただ単にだらだらしている。よくわからないけど、体力も落ちているようだ。なんの義務とも連動しない私信の一つもあれば、ちょっと気分転換になるのだが、どれも私に何かを要請するメールばかりなので、メールを開けること自体大変気が進まない。
昨日、比較的新しい知り合いに「私のルーズさ加減は尋常じゃないので、必要なことは根気よく何度もリマインドしてください」とお願いしてみたところ、いつも張り付けている感じのよい笑顔が一瞬ゲシュタルト崩壊し、水底のうかがい知れない池から魚が浮かび上がるようにして、なんだかとても深い場所から立ち現れた軽蔑の表情が一瞬よぎったかと思うと、笑顔に戻った。悲しいが、面白いものを見た。
大して執着のない事柄であれば、当然「皆様にご迷惑をおかけするので」といろいろ辞退するところだが、やってみたいこともあり、やってくださいと言われることもあり、つまりまあ、貢献度がゼロではない。そして、この性格も簡単には治らない。となると、「こういう私が入っていても全体うまく回るように、ご協力をお願いいたします」と、もう図々しいやら甘えているやら、自分でもひどい、と思いながら頭を下げているのだった。私が他人だったらよかったのだが。もう少し気心が知れたら、ちょっと分担してもらいたいところなのだが。対等な立場の人間に私が「割り振る」というのがやっぱりちょっと。「協力する」=「指図を受ける」だと脳内で言語化されている方々は、もう絶対に協力していただけないし。結局、純粋に「協力」してくれる友人が1人、「後輩だから仕方ないか」と思ってくれるかもしれない新人1人、でなんとか回していくしかないか、と画策する今日この頃。
せっかく、広報関係で図々しくやっていく方法を覚えつつあるので(自分の「やりたい」が何よりも優先)、これを恋愛に応用できないかなあ、とつらつら思ったり。「自分はこの通りいろいろひどいんですけど、あなたが必要なので、彼女がいるなら別れて、私とつきあってください」。仕事で本当にやりたい場合は、今の私ならこのくらい言うよなあ。恋愛においては、未だ以前の思考のまま、ちゃんと他人の迷惑を考える私であった。