日記を書きたい人

この日記を始めるまで、書きたいこと/言いたいことなんかないと思ってた。実生活上では、今でもあまり意見表明しない方だと思う。面倒で(仕事は別。回らなきゃ困るから)。

例えば、飲み会で一次会が終わって次どうする?となったとき、帰されちゃう方である(うわ、書いてて自分でつらい。んだけど、わかりやすい例えだと思われるので書いとこう)。そこで「では皆様、ごきげんよう」と莞爾と笑って帰ってくる。「実はあの人ともう少し話したい」とかって説明するの面倒だし、家に帰ったら帰ったで、居心地よく本も読めるわけだし。

なんだけど、書きたかったんだなあかわいそうに、としみじみ思う。

設問の立て方も間違っていたのだ。小説書きたい?いいえ。エッセイは?いいえ。じゃあルポルタージュ?いいえ。なるべく個性のないニュートラルな雑文なら書きたいと思ったこともあったが、それこそきちんと修業をつまなきゃ書けないものなのだ(と思う)。

「日記を書きたいですか」という設問は、多分現在まで有り得なかった。「日記」を「公開する」ことに特化したツールは、何せ一昨年?までなかったのだ(「日記」書きは、日本での生息数が多いらしいけど)。

検索エンジンなしには一日も生きられない体だけれど、また一つ世の中が便利になって、私(地方出身者で東京在住。女性。30代ぎりぎりでなんだかよくわからない職業。趣味読書。未婚。夜型。)を生き易くする環境が整いつつあるのだ。

<追記>公開するとは限らないですね。たまに「非公開」にも行き当たるし。