主人公の名前

仮免(技能)合格のお祝いに、ブックオフで漫画を買って帰ってくる。『恋愛的瞬間』は、少し古びているだけで1冊100円コーナーにあった。

『千の王国百の城』の2編を除いて全て既読だったが、このあたりの作家さんは、何度買っても貸したり失くしたり汚したり。買い直しができるのは、大人の特権だな。

『私の保健室へおいで…』を久しぶりに読んだら、主人公の男の子の名前が「大森望」だった。以前読んだときは気づかなかった。佐々木倫子の『家族の肖像 (花とゆめCOMICS)』には「浅羽莢子」という名前の女の子が出てくる。ついでに、『恋愛的瞬間』の解説を書いている「針間克己」という詩人の名前に見覚えがあると思ったら、西炯子の『僕は鳥になりたい (小学館文庫)』の主人公と同名だった。知識があれば、もっとたくさん見つかるんだろうな。

教習所の教官が出てくるので『チープスリル 1 (集英社文庫(コミック版))』を読み直してみた。主人公の女の子たちは、今だったら迷わずオートマ限定で免許取ってるはず。免許といえばマニュアルしかなかったあの頃だったら、当方が免許を手にするまでどのくらいの時間がかかったやら。ちなみに、くらもちふさこの漫画に何気なくちょくちょく登場する「イ○バ」という名前は、当時編集部でバイトをしていたサークルの先輩の旧姓である。その名前を目にするたびに、彼女のことを思い出す。