クラッシュの多い一日。

まず、やっと編集の終わった原稿を打ち出していたら、プリンタが紙詰まりを起こしてしまった。ホームセンターで購入した安くもなく品質もよくないコピー用紙なので、これまでも何度か同じトラブルはあったのだが、今回はちょっと慌てていて、詰まった紙を無理やり引っ張ったら、中に一部を残したままちぎれてしまった。仕方がないので、予備のカラープリンタで残りを印刷。

使用できなくなってしまったレーザプリンタは、コピー機とファックス機を兼ねた複合機なので、使用できないとなるとちょっと面倒。修理に出してどれくらい取られるかなあ。7年使ったから、そろそろ新しいのに買い換えるかなあ。

夕方から会合に出かけ、編集した原稿を全員でチェックしてもらって、これでやっとこの件は一段落。ある程度は雛形に沿った形の編集とはいえ、レイアウトとかイラストや罫の選択とか校正とか、原稿を書く以外の作業は必然的にこちらにかかってくるので、やっぱり1、2日は時間を取られる。おまけに今回、余ったスペースを埋めるために、何百字だかの埋め草まで用意することに。テキストボックスを放り込んで、スペースに合わせて書いていくというやっつけ仕事。

会合後の飲み会にも参加したところ、前回の飲み会でもちょっと問題のあった新しい参加者が、前回と同様、しゃれにならない荒れ方をしはじめる。これが若者ならまだしも、もういい年のおじさんなので、対応に困る。いつも温厚な(というか、この会の会員はそれがデフォルト)メンバーの一人が、理不尽に執拗に絡まれて、たまらず「出ていってください」宣言。言うほうもつらいが、言われるほうには未来がない。なんでこの人はこの年でこういうことになっているのだろう、と思わずにいられない。よく思われていないことをわかっていても、人に会い、飲み会に参加せずにはいられない「一人でいられなさ」。脳ミソ一つあれば、どんな生活でも、楽しむ方法はあるはずなのに。

その方のことは別として、他の人たちの夏休みの話は楽しかった。西表島に行ってきたという人がいてびっくり。PCとにらめっこの毎日という人が大半の業界で、たまたま「自然」と「山登り」が好きな人が数名、「ドライブ」と「スキー」が好きな人が一名、「鉄道旅行」が好きな人が一名、どの人の話も面白く聞けるのだった。

蒸し暑い中を、このところの習慣で、歩いて帰る。家の近くまでたどりついたところで、事故現場と遭遇。交差点の真ん中に、大き目のバイクが大破して横倒し。破片が飛び散っている。パトカーやら救急車やらが何台も出動していて騒々しい。片側2車線を、1時間以上も両側1車線に制限してなにやら作業をしていたところを見ると、普通の事故ではなかったのだろうか。

嫌な天候にふさわしい感じ、ということで読んでいたマグラアの『失われた探険家 (奇想コレクション)』の後は『ゴーレム 100 (未来の文学)』。SFって、落ち着く。『青年のための読書クラブ』の中の一編が、『失われた探険家』の中の「串の一突き」とプロットが一緒だった。まあよくあるパターンかもしれない。精神分析医(学者)がわらわらってのは、『Self‐Reference ENGINE (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)』にもあったな。

図書館の『カラマーゾフの兄弟』、なぜか1巻の予約数が37件とかになっている(2巻以降は普通)。亀山先生、翻訳お疲れ様でした。