せっかく「陽炎の辻」を見ようと楽しみにしてたのに、台風でアウト。明日に延期。「江戸下町人情物」には全く興味がないけど、まあ山本耕史君だから。

8月の半ばにテレビのデフォルトをNHKに合わせて以来、結構見る機会が増えている(BSも含む)。これまで全く見なかった大河ドラマも、Gackt君の上杉謙信が意外に良くて(でも、ちょんまげだったら無理だったかも)、ついでに、山梨やら諏訪湖やら静岡やら、最近身近になりつつある地域が舞台なのも親しみを感じて、2週に1回くらいは見ている計算だ。

深夜のドキュメンタリーも、見始めると面白い。夏の「東京裁判」と「文化大革命」の二本立てはちょっときつかったけど。恥ずかしいことに、「人道に対する罪」が第二次大戦の落とし子だったことすら知らなかった。先週発売の週刊新潮に「NHKはなぜ深夜に「文化大革命」を流したか」という記事が出ていた。本文は未読。なぜだったんでしょう。

民放のドラマは、これで2期連続全滅中。今期はどれも、初回すら見る気になれなかったな。

今日は、こんな天気なので人も少なかろうと、午後大手町で一つ用事を済ませた後、初めて新丸ビルへ。丸ビルもCOREDOもOAZOTOKIAも、行動範囲から少し外れていることと、値段が高すぎること、「ここでしか買えない」というものがないことから、ほとんど足を向けることがない。新丸ビルも似たようなものかと思ったら、意外に良かった。まず、7階のレストランフロアで、通路からダイレクトに外が見える構造になっているのが、開放感がある。通路自体も広く、居心地のよさそうな椅子とテーブルがそこここにあって、仕事の人もプライベートと思しき人も、リラックスして陣取っている。「デッドスペースに申し訳程度に椅子を置いてみました」というありがちなパターンではない。広い開口部の向こうにはさらにテラスが設けられていて、皇居の緑や、東京駅、東京中央郵便局が目の前に見えるのは、へたな高層階よりも得した感じだ。開放感と緑、「ざわめき」程度の人の気配。多少は金を落としてもいいかな、という気になる。

6階の「W・W」というワインバーが、ハッピーアワーのワンコインサービスをやっていたので、白のグラスワインを頼んでみた。「マイルドな味わい」とのことだったが、ほとんどワインの味がしませんでした。残念。

5階は、入りやすそうな価格帯の店がたくさん。OAZOの飲食店は、いまいち落ち着かないので利用したことがないけど、このあたりなら、価格的にも場所的にもアクセスしやすいかも。

3階のKENZOKIで、ちょうど切れかけている美容液を購入。このブランドは初めて。1万円切っていたから安いような気がしたけど、よく見ると容量少ないなあ。ま、試してみましょう。

服飾系は、こんなもんかも。セレクトショップのチェーン店化が進んで、昔の有り難味はない。4階の雑貨系ショップの集積は、ちょっと気晴らしになる。

ワインでちょっと悪酔いして、台風の南風も気持ちが悪く、歩くのはあきらめて、バスで帰った。通勤時間帯の公共交通機関、苦手。

明日の交通機関の乱れを心配して、都心にホテルを取る人は偉い。私だったら「台風直撃の時間がなるべく朝までずれ込んで、電車が動きませんように」と祈ると思う(お勤めでは「動かされる立場」しか経験したことないから)。