なんでこう、毎日毎日西尾維新ばかり読まなくちゃならないのか。助悪郎も届いちゃったし。まったくもって、読むような速度で書く人たちは困っちゃうね。森博嗣の全冊制覇は、とうの昔にあきらめたけど。

「何を勝手に、わたしの肌に触っているのですか−この、草が」

瀕死の男に言う台詞。被虐趣味の男が書くものは、ほんと心を安らがせるわねー。やめられん。
刀語 第七話 悪刀・鐚 (アクトウ・ビタ) (講談社BOX)』。なんだか早々と師弟対決。どうせ長くは生きられぬ身ならば、せめて愛する者の手にかかって死にたい。オーソドックスだけど泣かせる。

「姉ちゃんの強さに耐えられる身体なんて、あるわけないんだ」

西尾維新のもうひとつの特徴。天才への憧れ。

ネコソギラジカル』の下巻が、やっとどこぞから出てきたので、上巻から読み直し。途中まで全く覚えてなかったけど、「わんって言ってみて」で覚醒。もしかして全編、許しを乞う話なんだろうか。こないだ読んだ『虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)』もそんな感じだったよ。なんでそんなに許されたいんだ。

ゴーレム 100 (未来の文学)』。私には猫に小判

男を好きになり、楽しみ、適したことに利用するのはかまいませんが、必要としてはなりません。必要でしょうか? わたしたちには自分というものがあります。もうレディではない。女なのです。わたしたちは家で、男たちは借家人にすぎない。彼らは去来するが、わたしたちは永遠。

新人類の女王様(蜂)の演説。こないだ、NHKで日本蜜蜂の話を観たのを思い出した。虎の話も、一応読むことにする。