frenchballoon2007-09-24


終日仕事と図書館。夕方からお散歩。2週間前だかのやっぱり日曜日に近所の木場公園(大地震が起こったときの最寄の避難場所だ)に出かけたところ、南側の一角が草ぼうぼうになっていて、膝丈までの草をものともせず、犬は跳ね回り、人は野球やサッカーに興じていた。「へえ、こんな風に草を自然のままに残すなんて、東京都も粋なことをやるもんだ」とちょっと感心し、その草ぼうぼうに遠い日の郷里の川べりを思い出しながら、酒を入れたようにいい気分で、ベンチに座って日暮れを待った。

あの夕暮れを写真に取れなかったのが心残りで久しぶりに出かけてみたところ、草はきれいに刈り取られ、残骸がそこここに散らばっている。あの「ぼうぼう」は、施策ではなかったようだ。「一瞬」ではなかったにせよ、シャッターチャンスは期限付きだったのであった。

それでも、夏と秋をブレンドしたような日暮れの気配は、やはり魅力的だ。公園に散歩に行くなんて、ベンチに1時間も座り込んでいるなんて、昔は想像もつかなかったものだけど。