F1日本GP決勝(地上波終了。インタビューはカット)

フェラーリの無駄の多いチーム戦略が悔やまれる。3回もピットストップ。もう1回少なければ勝機はあったのになあ。まあ言っても仕方がないことだし、レースを観終わって、実はちょっと満足している。結果的には、だらだらの序盤からは予想のつかないエキサイティングなレースになったしさ。水煙を上げてのハイスピード・バトルには「30年前の再現」っていうオチもついたしさ。

何より、久しぶりに、闘争的なライコネンを見られたから。「そこで行くのか!お前は」と言わせるような走りをしているときの彼が、一番好きだー。えへへ。2005年の鈴鹿の再来で、コバライネンまで食っちゃうかなー、とわくわくしちゃった。

マッサも頑張ったね。最後にピットに入ったときは、チームオーダーかと思ってどきどきしました。最後列まで後退しながら、フェラーリ2台の追い上げはなかなかのもの。しかし、あのタイヤミスとピット戦略はなんだったの?(冒頭に戻る)

アロンソには、雨音に混じって、今期の弔いの鐘が聞こえたレースだっただろう。ミハエルの「なりふりかまわず」の継承者は、彼だ。打たれてもっと強くなってくれ。アロンソの「やなヤツ」ぶりを、このところ責める気になれない。「王者にしか許されない醜態」というものがあるんじゃないか、という気がしている。

勝ったのは、大きなとりこぼしをやらなかったハミルトン。こういう奴、敵にするのやなんだよな。表立って非難していいようなところが、全くないでしょ。そつがなくて、人気を味方につけていて。

まあ、時が経てばアナタにも、雨に濡れて天を恨む日がやってくるんだよ、そのうち。と、アロンソに代わって軽く呪詛してみる。強いな、ハミルトン(ため息)。それでも、いつかはライコネンが。