主に読書のせいで、日記をなかなか書けなかった。メモを取りながらでないと読めない本がたまってしまったので、ベッドで横になったり起き上がったりを繰り返しつつ、シグマリオンに打っては読み、読んでは打ち。別々の興味から借りてきた本も、選ぶ人が同じだから、結構つながる。内容的には重要でないところで、「鏡で自分の体を映してみる」というのが、三冊にまたがって出てきた。『走ることについて語るときに僕の語ること』と『天帝の愛でたまう孤島 (講談社ノベルス)』に出てくるのはなんとなくわかるとして、最後は意外なところで『社会 (思考のフロンティア)』。オーギュスト・コントは、壁際に机を置き、その同じ壁に、机と同じ幅の鏡を立てかけていたそうだ。書き物をするときは、常に自分を見ていたと。

「近代」つながりでは、上記『社会』と『漢文脈と近代日本―もう一つのことばの世界 (NHKブックス)』、松浦理英子訳『現代語訳 樋口一葉・たけくらべ (現代語訳樋口一葉)』、『日本の遊園地 (講談社現代新書)』『怖い絵』『カスティリオーネの庭』『ピアニストは指先で考える』『〈セロ弾きのゴーシュ〉の音楽論―音楽近代主義を超えて』あたり。松浦理英子は久しぶりに新著『犬身』も借りてみた。賢治つながりで『宮沢賢治はなぜ石が好きになったのか』も。

たけくらべ』に出てきた水仙の花一輪が、これも意外なところで『フラット革命』の中に姿を現す。といっても、『鏡子の家』からの引用部分。

合間にビジネス書と恩田陸西尾維新と。ハーラン・コーベンは3作目まで。表紙に一目惚れした『水の中の犬』は、本人装幀。中身もいい線いってる。ちょっと矢作俊彦みたい(とっても褒めている)。今、一作目待ち。読むつもりがなくても「生命」関係が入り込んでくるのは、今の流行で仕方がない。『生きていることの科学 生命・意識のマテリアル (講談社現代新書)』は、読んでいても目隠し象状態。といって、面白くないわけでもない。『生物と無生物のあいだ』は来年にならないと借りられない感じなので、ブックオフで入手。『ギャラリーフェイク』の文庫版を、一度読んですぐ売り飛ばす人がいてくれるので、21巻まで半額で入手済み。しかし、何冊か抜けている分が、そろそろ把握できなくなってきた。

提携アフィリエイト経由のリンクが張りにくくてすっかりご無沙汰していたbk1先日の告知によると、bk1経由でのリンクを復活させるとのことポイント制を導入するとのこと(この部分、勘違いしてました。訂正します。すみません)。ただし、ブリーダープログラム時代に紹介していたアフィリエイトの料率を、以前の3パーセントから2パーセントに落とすとか。新刊紹介を復活するかどうかは、ちょっと様子を見てから考えます。

しばらくbk1にアクセスしない間に、こちらの日記経由で大量に本を買ってくださった方がいて、かつてないほどポイントがついていたので、カタログ系で『365日空の旅 かけがえのない地球』『日本列島ジオサイト地質百選』『全国「一の宮」徹底ガイド (PHP文庫)』を購入。どなたかわかりませんが、ありがとうございました。