昨日の電話問い合わせの結果、現地に行ってみることにする。東京から普通列車で1時間くらい。料金は、途中下車を入れて往復2600円くらい。微妙な値段だが、すでに冬の青春18きっぷが発売になっているので、思い切って購入することにする。毎冬2、3日分は必要になる青春18きっぷ(それでいて5日分使い切ることは少ない)を、今年は4日分9000円で買ったと思えばいいや。

東京近郊の、その昔のレンガの産地へ。いいお天気。しかし、せっかくのまとまった読書タイムなのに、本を忘れてきている。無念だ。前の座席でさえないおじさんが『言い寄る』を熟読していて、目が吸い寄せられる。おじさんに田辺聖子。いい絵じゃないか。

法務局と市役所と産業会館で用事を済ませて、先輩と落ち合う。はるばる(というと失礼か)出向いただけあって、調査結果は上々。「ネットに乗っていない情報を、対面で人の口から聞く」のは大好きなので、単なるリサーチとしてもなかなか楽しいものがあった。まあ単なる結果だけなら「遠方で出向けないので(あるいは事情があって急いでいるので)、お手数ですが調べていただけないでしょうか」と電話で頼みこむことも可能だが、見も知らない人を電話一本で使役するのは、なるべく避けたい。それでもこれが図書館や企業、省庁なら割と平気でお願いしていたところ。地方自治体だと、なんで出向いちゃうかな。日常の生活の中で、足を向けることが結構あるので、自分から出向くイメージが定着してるのかもしれない。いや、継続して引き続き「お願い」しなきゃいけない可能性があるからか。

先輩とお会いするのはかれこれ4、5年ぶりくらいだが、驚くほど変わっていない。かなり上の代の方なので、実はちゃんと話すのは初めて?かな。卒団生ステージに一緒に乗ったことがあったような。実は同じ科を出ていることがわかったり。同じ組織に所属していたことがあって、10年来年賀状のやり取りをしている相手というのは、随分気安いものだ。平日の夕方なので、食事は遠慮してお茶だけにしたのが、かなり長い間話し込んでしまった。当初は電話でのリサーチだけで済ませるつもりだったので、報酬は今となっては、経費に毛の生えたくらいなもの。ま、いいか。儲けるために引き受けた依頼じゃないので。郷土愛が随分と深いことが判明した先輩から「休日に来てもらえれば、車で案内するよ」と、お礼?の言葉をいただく。

東京まで戻った後は、本屋と郵便局。なかなかに忙しい。仕事をしている人のようだ。(2008/01/03更新)