今日も無事にNHKの「ニュース7」を見られた。武田真一アナが4月に全国区のこの枠に復帰して以来、見るように心がけてはいるのだけれど、今まで7時にニュースを見る習慣がなかったので、気がつくと終わっていることが多い。それでも、視聴回数が重なるにつれ、夕方になるとこの人の声を聞きたくなる程度には、生活の中に定着してきつつある。

元々特に武田さんのファンだったわけではない。年齢不詳の坊ちゃん顔も特に好きではなく、声もまあ、普通にアナウンサーらしいと思っていた程度。武田真二と一文字違いのアナウンサーがお昼のニュースを読んでいるなあ、くらいなものだった。ところがある日、お昼のニュースから姿が消えていることに気づいて検索をかけてみたら、NHKの沖縄放送局に在籍していることがわかった。どうやら本人が沖縄を大好きで、自分で希望を出して赴任したらしいとか、熊本出身であることとか、沖縄の生活を楽しんでいることとか、結構細かい情報がネット上で公開されている。書いているのは、これまた結構な数のファンの方々。「そんなに人気者だったのか!」と驚くと同時に、たまたま引っかかったこの↓放送を聴いて、かなり親近感を感じるようになった。いつもまじめくさってニュース読んでいるけど、普通に人間らしい人だなあ、と思って。同世代だし、九州出身者だしね。

ちょうど検索をかけた頃(多分3月頃)には、もう4月からの「ニュース7」担当が決まっていて、復帰を楽しみに待ったものである(その割に4月はほとんど聞き逃した)。番組自体が以前と異なるせいなのかもしれないけれど、感情が伝わる読み方になったなあ、と思う。それでいて、わざとらしくない。このさじ加減は好ましいなあ、と改めて感じている。ということで、特に何も見る予定がない日でも、平日に限っては「ニュース7」というささやかな楽しみがあるのは嬉しい。ちなみに私がこのところテレビばかり見ているのは、デスクトップ機が不調のため、リビングの肘掛け椅子(ユーズドの天童木工製)に腰掛けて、アイリーン・グレイのテーブル(もちろん安いレプリカ)に載せたノートPCで、テレビをつけっぱなしで作業をしているせいである。