野暮用で浅草。12時ちょうどに家を出て、観音様にお参りして、ランチを食べて、ちょこっと用事を済ませて、映画を一本見て次の目的地へ、と思っていたら、おうちで何も下調べをしてこなかったために、いろいろプリントアウトしなきゃならないことが後からわかったりして、どうもすんなり片付きそうにない。

せめてごはんはちゃんと食べよう!と決めて、あたりを歩けば歩くほど、どこも美味しそうである。すごくいい匂いをあたりに振りまいている天麩羅屋さんがあって、「よし、ここだ!」とメニューを覗くと、ランチ2,625円也。お酒一杯プラスすると、3千円になっちゃう(珍しい場所でごはんを食べるときは、お酒をプラスする習慣なのである)。次に目指した「ビストロカトリ」はお休み。とここで「昔このあたりで、一軒家のイタリアンを見たんだった」と思い出して、EeePC片手に探し当てたのが「リストランテ ジャルディーノ」(http://www.ristorante-giardino.net/)。2時前なのにお客はいっぱい、文系の大学院生をもう少し世慣れた感じにした、感じのよいボーイさんに、一つだけ空席のあったテーブルに通される。ぎりぎりこじゃれない程度の、かわいくて落ち着いた内装。狭いとはいえ、中庭の効果的なスペースがあって、二つのテーブルにはご婦人方。中のテーブルにもご婦人方。レディースランチ1,995円が、多分お得なのだけど、珍しくお腹が減っていないので、パスタランチ1,365円。飲み物がこれは高めで、ハウスワイン700円。暑いのでカンパリオレンジにして800円だった。サラダはごく普通。パスタは、栗を練りこんだ栗色のなんとかにきのこのクリームソース。こちらは美味しくいただきました。

さて、近所のほっとステーションに引き返して、書類作成とプリントアウト。まず、オンラインの地図をプリントアウトしなくてはならないのだが、そのまま紙にプリントアウトしただけだと、後で上下のURLとかを切り取るなり消すなりしなきゃならないのが面倒。ワードで加工する方法を探すのに、思わぬ時間がかかってしまった。結果としては、「PrtSc」で画面全体をコピーして、ワードに貼り付けた後、必要な部分をトリミングすればいいんだけど。でまた、なぜかその店のPCに入っていたのが、ワードとエクセルの2007バージョンで、これ初めて使ったんだけど、メニューバー部分が2003とかと全然違っていて、使いにくいことこの上なし。結局作業に1時間半、600円も支払う羽目になってしまった。

用事を済ませたらもう5時で、映画を見ている余裕はなく、次の目的地へ向かって、まずは池袋に移動。こんなときに珍しい人から携帯に電話が入り、しゃべること30分。いよいよ少ない残り時間で何をするか考え、「安くで眉カットをしているお店があるんだった」とこれも記憶を引っ張り出して、メトロポリタンプラザ1階「ココブランシュ」で945円の眉カット。別室が特にあるわけではなく、普通に、化粧品のカウンターに腰をかけて、眉をそってもらう。とはいえ、この仕事専門のお姉さんがいて、20分足らずでも丁寧に手際よく仕事をしてくれる。何がどうとはいえないけれど、このジャンルは、美容師さんよりも、女性のメークアップの人のほうが、信用できる。効果が絶大なので、理想を言えば、2ヶ月に1回はリピートしたいところだ。ちなみに、お店で使用していたのペンシルは、資生堂のベネフィークという製品。資生堂嫌いの私ではあるが、ちょっと試させてもらって使いやすそうだったので購入しようと思ったら、生憎品切れとのこと。楽天で調べても、取り扱いが非常に少ない。この「楕円形」だか「長刀形」だかのペンシル、買うとすればどの製品を買うべきか。

次に移動したのは、埼京線の十条で、「篠原演芸場」というところで、知人のプロデュースする一人芝居。きれいな女優さんの一人芝居は、なかなか丁寧に演じられていて好感を持ったが、いかんせん、若くないストリッパーの話なのに、いまいち哀しくならない。女優さんの顔も身体も整いすぎていて、全然エッチくないし。難しいところである。会場の「篠原演芸場」というところは、普段は大衆演芸の芝居がかかっているらしく、土間に座り込んで見る形の客席から朧に見えた「藤美一馬」という役者さん(http://www.hanabutai.jp/topin.html)の女形姿がなかなかかっこよかったので、機会があれば一度くらい見に行きたい。

浅草で安売りをやっていた、人形焼40個400円、知人に渡すつもりが渡しそびれた。どうやって消費しよう。