マインドマップ初挑戦とか(その1)

HP更新の方向性はほぼコンセンサスが取れたものの、一番ボリュームのある部分の構成を詰めるにあたって、デザイナーさんは「後はそちらで内容を固めてください」と言うし、男性陣は手のかかる作業は何もやらないので、まあ予定通り週末に、トップページから一つ下の階層の雛型を作成することにしたのだが...。

「大見出し、小見出し、本文、といった書式を3つか4つ定めて、それぞれの項目を作成し、テキストで送ってください」と言われていたので、テーマを一つ設定し、ワードのA4に各項目を立てて見出しと本文を作成し始めた。が、どうにも手が動かない。

ブログで日記を書くのであれば、「その日一日分の四角い箱」さえあれば、後は何もいらない。他のページとの構成上の兼ね合いを考える必要がないからだ。しかし、ウェブサイトだとそういうわけにはいかない。あるテーマについて平面で全てを説明するのであれば、作業は平面の中だけで完結する。が、階層が複数にまたがることで、一つのテーマを項目別に分解するのは当然として、各項目、各要素をどこの階層のどの場所に置くかということを考えなくてはならない。さらに、テーマとは関係なく、いつも置いてある共通要素のこととか、サイドバーはどうなっているんだ、とか、つまり「雛型」と言うからには「型」と「形」を図で見せなきゃ話にならんじゃないか、あるテーマについて、静的にテキストを並べて、「はい、これが雛型です」ってわけにはいかんだろう、と遅ればせながら気づく。デザイン的に完成していなくても、作業を振る側は少なくとも、構成をきっちり把握して、「本文があって」「その他の要素は、これがここにあって」と、簡単な見取り図くらいは提示できなくてはならない。

ということで、「トップページから一つ下の階層」に見えている要素を、全て書き出すことにする。文字の大小をチェンジするボックスとか、一番下のcopyright部分とか、サイドバーの各要素とその下部要素全てとか。しかし、見取り図を作るためのソフトがない。

「これは、ワードでやる作業じゃないな」というのはわかるが、じゃあ、ソフトは何を使えばいいのか。ホームページ作成ソフトは持ってないし、昔使った「Quark Xpress」とか「PageMaker」とかDTP用のソフトがあれば何とかなりそうだが、持ってないし、ドローとかイラストレータとかは、昔っから使いこなせなかったし、プレゼン用ソフトは、内容が出揃っていてこそ、って感じだし。そういや、アウトラインプロセッサとかってあったな、とぐぐってみると、まあ、あるにはあるんだが、テキスト寄りな感じ。それより、ちょっと前から耳にするようになった「マインドマップ」用のソフトが、結構出ている。「思いつくはしから、各要素をつなげていく」という意味では、ウェブサイトの再現用としても使えるかもしれない、と思って、片っ端から見ていく。アイディアをまとめるため、というだけであればデザインは二の次だろうけれど、こちらは、素人が作成して、さらに素人に説明しなければならないので、できあがりの図も、そこそこ見栄えが良いほうが好ましい。

で、見栄えが良いソフトもいくつか見つかったのだが、マインドマップというものは「中央にイメージを描き、そこから四方八方にツリーを広げ」(by はてなキーワード)という形が基本なので、デフォルトの図には必ず「中心イメージ」がでーんと居座っていて、しかも、この「中心イメージ」だけは、動かすことも消すこともできない(単に方法がわからなかっただけかもしれません)。

「中心イメージ」は要らないから、見栄えのいいテキストボックスを簡単に作成&連結していけるソフトはないかな、と血眼になって探し当てたのが「マインドピース」(http://mindp.kantetsu.com/index.html)。必ずしも「中心イメージ」にこだわらないテンプレートがたくさん用意されていて、テキストボックスも含むピースの種類も豊富、何より、出来上がりが洗練されていてきれい(に素人目には見える)。描画の機能がないのが若干不便とはいえ、当初の目的はこれで達することができそうである。

このソフトが見つかったのが、日付が月曜に変わった後。しかし、良い道具が手に入ったので、構成要素をひたすら書き出し、必要とあれば、文章化と図化を行うという作業は、私にしてははかどり、朝の6時半に仕上がった図をPDF化して、関係者に送付。3時間椅子の上で仮眠して、9時半に起床。