行かなきゃいけない系の用事はとりあえず昨日で終了。年末までにプライベートで一つ、取材がもしかしたら一つ、残りは通常業務と書きもの系。結構あっぷあっぷ。それでも、忘年会が2つしかないってのは、かなり暇な部類だとは思う。

昨日帰宅後ちょっと仕事した後、もう一つだけ済ませたい仕事があってPCの前に居座っていたのだが、なんだかいろいろな開放感でうとうと。とっても不安な夢を見て目が覚めたら、テレビで放映していた『ラストキャッスル』(http://www.eigaseikatu.com/title/2734/)の音声を拾っていたのだった。英語のぼそぼそしたしゃべりと極力抑えられた音楽が、意識下に働きかけたみたい。ストーリーはよくわからないものの、ロバート・レッドフォードが悪役のはずはなし。軍刑務所の話なんだけど、脱獄しようってわけじゃなくて、悪い刑務所長をこらしめようってことらしい。結構面白い。しかし、派手なアクションがあるわけでなし、私の好みということは、組織と陰謀の話ってことだ。これってホントのところは何の話? 興行的にどうだったの? とか思う。9.11直後の公開だった模様。

映画を見終えて、結局はベッドに移動して爆睡。目が覚めたのはなんと2時。午後まで寝てたって久しぶり。今週はほとんど本を読んでいないので(『日本の国宝、最初はこんな色だった (光文社新書)』と『オーバーチュア & LPO対策テクニック (アクセスアップ)』のみ)、「Pen」とか『どこまでやったらクビになるか―サラリーマンのための労働法入門 (新潮新書)』とか『謎解き アクセサリーが消えた日本史 (光文社新書)』とか。新書は、心に余裕がなくてもなんとなく読める厚さなので有り難い(という割に新書すら読んでないんだけど)。図書館から引き取る本を考えると、あと1週間で読まなきゃいけないのが9冊。区が条例施行規則を変更して、来年から、未返却の本があると新規の貸出しをしてくれなくなるとのこと。1年内の延滞に対する罰則の定めはこれまでなかったはずなので、まあ、年貢の納め時ではある。

句会の知人から連絡があって、俳句の入門書を送ってくださるとのこと。実は、この方から以前はがきをいただいていて、そこにこの本のことも書いてあったのだが、例によってどこかに紛れてしまい、ここ一月かなり必死に探したのだが見つからず。先日の句会で手土産持参ではがきのお礼は申し上げたものの、本のことは適当にごまかさざるを得なかった。事情を察したかどうかは不明だが、改めて送付してくださるとは、有り難いことである。で、その本の情報を句会の別の方に教えたら喜ぶだろう、と常々思っていたので、本のタイトルも改めてわかったことだし、メールしようとして、はたと思い当たる。そういえば、その別の方にやっぱり俳句の入門書を「2冊買っちゃったから」といただいたことがあって、それがもしかすると、今度いただく本と重複しているかもしれないのである。いただいた本をこの山の中から探し当てて、別の本であることを確認してからでないと、情報が流せない。

私は概ね善人ではないかと思う。が、信用できない、という人がいても仕方がない。

ブラッディ・マンデイ』最終回。3回しか見なかったけど、結構面白そうだった。水曜の『相棒』もそういえばバイオテロ絡みで、流行なんでしょう。CNNのAlertsなんて、テロとか爆弾のニュースばっかりだし。テレビドラマで「これが現実なんだ!」っていう科白を聞くと妙に白けるけれども、平穏でとりあえず衣食住に困らない生活は、贅沢品になりつつあるんだ、ってのは「庶民の皮膚感覚として」わかる。

どう見ても女顔の三浦春馬君(この子きっと、泣こうと思えばいつでも泣ける人なのね)の指を見ながら考えていたのは、「ハッカーの爪は短いか?」ということ。私はPCのキーボードを叩くにも、ピアノと同じで「手は卵型、手首は極力、キーボードから浮かして」というのが基本なので、爪が伸びるとPCのキーボードも叩きづらい。よってこまめに切っている。しかし、青柳いづみこさんの『ピアニストは指先で考える』によると、いまどきはピアノ弾きも「曲げた指」派と「のばした指」派に分かれているそうだし、ピアノを弾く習慣でもない限り、ハッカーはやっぱり「のばした指」派で、爪なんか気にしないのかしらね。成宮君の科白、「何かを守りたい者は弱い。しかし、守りたい物がある者は、最終的に強い」。それはまあ、そんな感じなんでしょうな。

明日までに短いノルマが一つあるけれど、今夜はフリーだ。ヘッドフォンかけて、PCで音楽流しっぱで、朝までに3冊。幸せだなあ。