貴重な時間をだらだらと浪費して、夕方からレクチャーを聴きに外出。ここしばらく定例会も幹事会もさぼっていたので、今日こそはと思い定めて。これだけ毎日人に会わなくちゃならないということは、人に会えということなのだろう、と思いつつ。

基本的に、情報を扱う職人さんたちの会合なので、独特の落ち着きがある。定点観測地点の一つ。もちろん、飲み会も参加。口に出さないことを出さないままでいられるように、飲んでその日を収める。

ヤフオクで6万5千円で落とした中古の「ズイコーデジタル ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD」を郵便局から引き取る。E-520本体より重い&高いんだな、これが。なんのために、安い&軽いフォーサーズを選んだことやら(ま、最初に買った銀塩の一眼レフがオリンパスだったせいもありますが)。

ちなみに、ヨドバシAkibaの店員さんに2時間説明してもらったところによると、初心者向けのお勧めは「EOS Kiss X2」で、これは高いしキヤノンが好きじゃないので却下、ライブビューで撮りたいなら断然これ、と勧められたのは「LUMIX DMC-G1W」。普通は23万画素程度の液晶モニターに対して、46万画素のG1のモニターは、確かに圧巻の美しさ。おまけにE-420と同じくらい軽い385g。しかし、一度LUMIXを使用して、WBが全く信用できなかった記憶が強烈で、今回もパスさせてもらう。Panasonicの腕章をつけた店員さんが「自分が今一番魅力を感じている」と熱く語ってらしたのは「PENTAX K20D」。「Limited」と銘打ったレンズが、職人芸で素晴らしいんだとか。まあでも、重いし高いしで、こちらも却下。売れているらしい「PENTAX K-m」は、なにが悪いともいいとも聴きそびれた。まあ、ライブビューがついていないのが欠点といえば欠点なんだっけ? なぜか私はPENTAXとは巡りあわせが悪くて、オートフォーカス機が欲しくなって買った二台目の銀塩の一眼レフは、自分の中の第一次写真ブームが終わってあまり出番がなく、コンパクトデジカメの出始めに購入した初期のOptioは、バッテリーの持ちが悪くて、これもあまり使わなかった。

肝心の「E-520」については、「お客様の用途には合っているかもしれませんが、長くは使えないかもしれませんよ」とのこと。「ライブビューでのAFが遅いということは、基本的にファインダーを覗いて撮るカメラだということです。その割に、ファインダーが小さくて見にくい。フォーサーズ規格自体、不確定要素が多いですし。まあ、レンズはカメラを換えても使えますけどね」。ホンダの「ジョルカブ」を愛用しているというお兄さんから、「忘路庵」(http://nana10r.blog38.fc2.com/blog-entry-98.html)という、山の上の穴場のカフェを教えていただいて、結局、E-520のダブルズームキットを購入してきたのだった(価格.comで、毎日300円くらいずつ値段が下がるんだよなー)。

実際にE-520を手にした感じでは、ファインダーに関してさほど不都合は感じない(多分比較対象がないから)。しかし、このサイズになると、あまり液晶を見ながら撮ろうとは思わないことがわかったので、案外k-mでも構わなかったか。

E-520に「ED 12-60mm」を装着してみると、やっぱり明るい。35mm換算で24-120mmは、これ一本つけっ放しでもそこそこ何にでも対応してくれるだろう。まあ、資料性の高い本と一緒で、半分業務ユースだという大義名分があって、大枚はたいたことである。それにしても、本体475gにレンズ575g。お散歩カメラから随分遠くに来たもんだ。本当に、これを持って山に登れるのか?

出費が嵩むところに、今日はヤフオクで、「iPod nano 4G」の整備済製品を11,500円で購入。オークションで買うのが、なけなしの言い訳。