部屋の惨状と身体の惨状と。一緒に誕生祝いをした友人の「生きてるって凄いよね」ていうしみじみぶりはちょっと大げさにしても、結局、老いても生命力旺盛なタイプに目が行くようになったということ自体、案外似たようなものなのかも。自分自身はあくまで気障と建前第一だけれども。「大漁旗が似合いそうな男に好みが変わっても、そこは変わんないのかー」と笑われましたが。変わるかよ。

色気のキーワードの一つは、リラックスだな。出世のキーワードでもあるか。「リラックスしていて機嫌がいい」、それだけで、涙が出るほど好ましい。疲れてる?

4本がたたって穴だらけだった今回の原稿は、出来上がりを見るのがちょっとしんどい感じ。「600億円と書いたのは300億円の誤りでした」という日経の訂正記事に、大いに慰められる。一人を除いては、大体記事の形式と文体が揃った。まあ、模倣は最大の賛辞だと言うしなー。それはいいとして、自分の伸びしろがきついな。他人の成長がよくわかるだけに(偉そうに)。ていうか、このレベルで追いつかれるってのも情けない話だ。

他人の野心は鬱陶しい。へたれなので、大体このあたりで踏みとどまれなくなる。人の真似をしたくないなら、一人で走るしかない。目隠ししてでも。視野狭窄に陥っても。

なんか、狭くなってるな。リラックス? 利害関係のない、ジャンルの違うできる人たち、と、明日は会えるんだっけ。

今さらながら、本業軽視が実は一番の効率阻害要因だったことがわかる。目先の締切に追われて優先順位を崩したのは、かなりのダメージだった。そこだけは死守すべきだったんだよなあ。

といいつつ、メールでお返事しなきやいけない人が最低5人。意見を求めたい人多数。「お若い人たちの意見が聞きたいわ」っていう台詞が、背伸びでも年上ぶりっこでもなくなっているという現実。驚いちゃうよ。