会合2件に宴会1件、プライベートでもう1件。こういう日ってあるんだなあ。そして、わかっていても、成否はもう、何か別のものによって定められていて、自分では動かせない。妄想に先導されて仕掛けるところまで事前に行けなかったのなら、まあ、最善を尽くしはしても、それは後悔を多少和らげる程度の意味しかない。

といっても、公式行事は、まあまあ無事に乗り切ったのかも。ずっと話したかった人と話せたし。「賢いのも考え方がリベラルなのもわかるんだけど、正体がわからない。何をやろうとしているのか、人に話したほうがいい」と言われる。それはまさに、自分が今行こうとしている方向なので、心地よく傾聴する。広報に関しては、思った以上に動きやすい形が用意されていて、ちょっと驚く。まあ、ここ数か月、ことあるごとに人に話してきたからなあ。ところで、あたしのビジョンって、どうなってたんでしたっけ? と急に正気に戻ったり。妄想の手持ちが、尽きてきてない? 先んずる、というのは、形になっていないものを、人より先に見る、ということだ。なんだ、妄想と一緒じゃん、と気づいたのがいつだったか。

用があって渋谷郵便局に寄り、歩いて青山一丁目まで移動したところで、iPodとヘッドフォンを忘れてきたことに気づく。ネットで渋谷郵便局の電話番号を調べて電話してみても、アナウンスが流れるのみ。深夜の電話受付、やめちゃったの? あたしの総額6万円(うち2万円相当は、まだ購入後1週間の新品)は無事なのかしら! と焦りつつ地下鉄で取って返す。ここでちゃんと、袋ごと元の位置に置いてあるのが、日本という国のスバラシさ。ついでにその場で、メール1件打って帰る。返事がないであろうことが、不思議と克明にイメージできる。